3日で1000kmの移動?!モロッコ・アガディールからスペイン・セビーリャまで一気に戻ってきました。

どうも、スペインに戻ってきたタナカコーイチ(@tana51)です。

当初の計画ではスペインに長期滞在する予定だったのですが、シェンゲン協定の外国人がEUに滞在できるのは90日間までというルールを守るために、モロッコを3週間放浪して日程かせぎをしていました。

シェンゲン協定の「EU滞在は過去180日のうち90日まで」を守るため、スペイン・タリファからモロッコ・タンジェへ

そしてモロッコという広大な国を約3週間かけて南下して移動した距離を、たったの3日で戻ってきました。

やればできるもんですね。笑

まずはアガディールから首都ラバトへ

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モロッコのアガディールに滞在していたのですが、1日で一気にいける場所を検討したところ、首都ラバトまで550km北上することに。

まずはバスでマラケシュまで250kmの移動。

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アガディールのバスターミナル

ここから主要都市へのバスがたくさん出発します。

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高速道路のパーキングエリア(15分のトイレ・軽食休憩)

マラケシュ駅に到着してからは、次に乗車できる列車の時間まで駅で待ちます。

今回はアガディールからラバトまでのチケットを購入したので、列車は2ndクラスでした。

以前、2ndクラスに乗車して席がひとつも空いていない経験をしたので、席があるか心配でしたがなんとか確保することができました。

しかし途中からは予想通り満席に。1stクラスとの値段は600円くらいなので、モロッコで長距離列車に乗る際は、快適さを考えて1stクラスのチケットを購入することをオススメします。

マラケシュからは列車で約300kmの移動。

 

この間、AmazonのKindle Unlimitedで大量の本を読んだり、Febeで目を休めながら本を聴いたりと、なかなか充実した時間でしたが、いやー、けっこう疲れました^^;

ちなみに、Febeは電車やバスの移動時間や車の運転中など、空いた時間に本が読めるのでオススメです。

正確には本を読むのではなく聴くのですが。

ボクはかれこれ10年近くお世話になっていて、Febeの本棚には大量の本がストックされています。

一度購入すると、好きなときにi-tunesに入れたり、必要なければ削除して1年後またインストールしたりできるので便利です。

この本はもうかれこれ10回以上は聴いたけど、今回の移動で久しぶりにまた聴きました。

クリスギレボー著、本田直之監訳の本。超オススメです。

「起業」という言葉を聞くと、「なにかだいそれたことをしないと!」って思いがちですが、仕方なくやったことが自分のビジネスのスタートにつながった人の話や、ふとしたきっかけで自分でシゴトを始めて成功した人の話など、様々なタイプの人の起業のエピソードが聴けます。

最初に多くのお金をかけて起業した人たちの話ではなく最初はお金をかけずにビジネスをスタートした人たちの話なので、自分でなにかスモールビジネスや副業をしたいと思っている人には参考になると思います。

ちなみに2倍速で聴く方が頭にスッと入ってくるのでオススメです。

これ以外にもいろんな本を読んだり聴いたりして、やっとラバト駅へ到着。

朝9時アガディールのバス停を出発して、ラバトの駅に到着したのは18時ごろ。

ほぼ一日中移動でした。笑

駅につくなりホテルへ直行。

特に観光もせず首都ラバトの夜を終えました。

宿泊したホテルはこちら

Hotel Lutece

1泊31.80ユーロ(約3,620円)で個室シングルルーム。テラスでの朝食付きとなかなか快適なホテルでした。

breakfast

首都ラバトから港町タンジェへ

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10時半発の列車に乗るために、朝ホテルをでてラバトの駅へ。

タクシーを使って5分で到着です。

モロッコのタクシーは乗り合いが基本

人が乗っていても乗ることができるし、逆に自分が乗っていても知らない誰かが乗ってきます。

なので、貴重品管理はきちんとしておきましょう

ラバト駅につき列車に乗車し1classの席を購入しいざタンジェ駅へ!

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長距離の列車移動は水は必須(車内販売もあります)

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1st classは6人シートでクーラー効いてて快適

この日はたまたま誰も人がいなくて6人部屋に1人だけと快適でした。

本当の席は隣の部屋だったのですが、カーテン閉めて2人の旅行者が横になって爆睡していたので、仕方なく隣の空いている部屋に。

チケットチェックの時もなにも言われず。このアバウトな感じはさすがモロッコですね。

都市の区間によって、ものすごく混んでる場合もあれば、今回のように少ない場合もありますが、基本的には午前の遅めの時間帯以降はずっと混んでいるので、朝一の便がオススメです。

そうこうしているうちに約3時間でタンジェ駅へ到着です。

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タンジェ駅構内のホーム

3週間ぶりの光景。

タンジェは、マラケシュやカサブランカに比べると、海沿いの街なので空気が若干きれいです。

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タンジェ駅前

モロッコ最後の日は、タンジェの街でスペイン在住の友人にプレゼントするお土産を買って終了。

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タンジェのメディーナ(旧市街)

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多くのモロッコ人が路上で商売しています

タンジェで宿泊したホテルはこちら

ホテル マラム(Hotel Maram)

tanjer_hotel

タンジェのメディナ(オールドタウン)に位置していて、個室で1泊22ユーロ(2,500円)と安くて綺麗なホテルでした。

受付のスタッフは英語が通じて親切で気さくで話しやすかったです。

フェリーでタンジェからタリファへ

tanjer_tarifa

国境越えはフェリーでたったの1時間

スペインのセビーリャまで一気に移動するため朝一番で出航の8時発のフェリーに乗ることに。

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港から見えるタンジェの街並み

さよならモロッコ。またくるよ!

モロッコ最後の試練は荷物チェック。

知り合いがモロッコの空港で、持っていたドローンのため2時間も別室で尋問されたと聞いていたので、ドキドキでしたが、一番気にしていたドローンは問題なく通過できました。

空港は厳しいようですが、フェリーでの国境越えはそこまで厳しくないようです。

ではいざスペインへ!

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タンジェの港からの風景

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フェリー(FRS)の船内

フェリーの船内は綺麗で食事もできて快適です。

約1時間ですぐに到着なので、船内でのひと時を楽しみましょう。

ちなみに船内ではモロッコの通貨(ディルハム)は使えません。

ボクは最後に残ったディルハムをこの船内ですべて使いきる予定でしたが、ユーロしか使えないと断られました。

モロッコを旅するなら、最後の街でモロッコの通貨はすべて使いきりましょう。

そして、スペイン・タリファの港に到着。

「モロッコは何も問題なくて良かったぁ」と安心しながらパスポートチェックのあるところを通過しようとすると、「Wait. Come on. Open all bags.」と言われカバンの中身を全部チェックされることに。

そしてカバンをあけるとドローン登場。笑

これは「ドローンか?!」と怪しい目線で尋問されていたのですが、途中からボクがかけてた腕時計(Garmin)を見て、「おー!それはトライアスロン用ウォッチじゃないか?!」とテンション上がって、怪しい奴を調べる姿勢から、超フレンドリーに。

「10月のIRONMANバルセロナにでるんだよー」と説明すると、「おー、そうなのか、頑張れよ!」

と、さっき尋問してきた人とは思えないほど良い人に。^^;

趣味が合うって大切ですね。笑

まぁなにはともあれ、無事に国境越え成功。

タリファからセビーリャへ

tarifa_port

タリファの港からバス停までは少し距離があります。
と言っても歩いて10分ちょっと。

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タリファの港近く

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バス停近くの街並み

バス停にいって、次に出発するセビーリャ行きのバスのチケットを購入。

バスの時間は事前にサイトでチェックしていた通りで、12:30発。

出発するまで2時間ほど時間があったので、朝食たべたり、友人へ渡すお土産を買ったりして時間をつぶしました。

タリファはオーガニックな食材で作られたものやタリファ独特の名産なども合って、

タリファからはセビーリャまで約220km

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3時間半の移動で16時すぎにはセビーリャのバス停へ到着。

3日間で合計1,000km超の移動。

けっこういけるものですね。

さいごに

 

3日間でけっこう移動できるものなんですね。

日本で1,000kmと言えば福岡から東京まで。

そう考えると「電車とバス、フェリーも使って3日もかかったの?!」と言われそうですが、モロッコの交通機関は遅い(特に列車)ので。

のんびり旅行もいいもんですよ。

いやー、しかしこの3日間は大量の電子書籍を読んだり、Febeで本を聴いたりして、インプットするには充実した3日間でした。

長距離移動の場合は、Amazon KindleとFebeはボクにとって必須アイテムになりそうです。

長距離移動を予定している人はFebe超オススメです。

Febe

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ABOUTこの記事をかいた人

1年間の海外放浪生活(最後の3ヶ月で世界一周)を終え、現在は日本で映像制作とカメラの仕事を主に活動中。2018年7月に参加予定のTBEXジンバブエを機に南半球を長期で放浪する予定。放浪欲は誰にも止められない。 趣味は、海外でドローン飛ばす&海外のトライアスロン大会&海外放浪生活、と海外なしでは生きていけないバリバリの日本人。