どうも、世界一周中のタナカコーイチ(@tana51)です。
日本を出国して3ヶ月がたとうとしています。
ここで多くの長期旅行者が気をつけなければいけないのは、海外旅行保険について。
クレジットカードに自動付帯している海外旅行保険を利用する人が多いかと思いますが、クレジットカードの海外旅行保険の期間は出国後90日間まで。
海外旅行を目的に住居(日本国内)を出発した時から90日間までです。
91日目からは保険が適用されません。
そこで90日以上の長期旅行者は、90日間の有効期限がきれる前に新たに別の保険に加入しなければいけません。
ちなみに日本で販売されている海外旅行保険は、出国前にしか加入できません。
「それなら出国前に加入しておけばよかったじゃん」と思われる人もいるかもしれませんが、クレジットカードで補償できる3ヶ月分がもったいないのと、長期の保険代がけっこう高いなどの理由で、金銭的にお得ではありません。
現在ボクは2枚のクレジットカードをメインに使っています。
- ANA AMEXゴールドカード(ANAマイル貯める、Amexサービス使う用)
- 楽天プレミアムカードVISA(Amexが使えない時、空港ラウンジ用)
例えば、現在持っているドローン(Phantom4)とロードバイク(SPECIALIZED)がなにかのトラブルで盗まれたとしても、ANA AMEXカード5と楽天プレミアムカードVISAにそれぞれ50万円分の携行品損害補償が自動付帯しているので、合算して100万円まで補償してくれます。
なにかあったときのためにもクレジットカードは2枚以上持っておきたいですね。
しかし90日間の有効期限が終わり、その後もし盗難にあえば泣き寝入りするしかありません。
またケガをしたり病気などになった場合に現地の病院で治療を受けると、一般的には日本で健康保険で支払う場合と比べるとかなりの高額になると予想されるため支払いが大変です。
そこで、世界一周前から検討していた、World Nomadsの海外旅行保険に加入することに決めました。
今回は、今後の長期旅行者のためにも登録方法や参考サイトなどを紹介したいと思います。
実は世界一周前は、Allianze(アリアンツ)かWorld Nomadsで迷っていました。
【世界一周準備 海外保険編】1年間の海外放浪生活のため入っておきたい長期保険は
準備の段階ではAllianzeにしようとしていましたが、やはり携行品損害補償がついているWorld Nomadsの方が安心なので、すべて英語サイトですがWorld Nomadsを利用することに決めました。
実際なにかあったときに英語でコンタクトをとる自信はハッキリ言ってないですが、その時はその時です。頑張るしかありません。笑
AMEXカードがあれば、海外サポートサービスが無料で付帯しているので、AMEXのスタッフの方に日本語でお願いしてWorld Nomads側へ英語で伝えてくれることもできます。
ボクは以前、ポルトガル航空の自転車の重量・サイズ制限についてホームページでは完全に理解できなかったので、AMEX海外サポートサービスに電話して、日本語で知りたいことをAMEXのスタッフに伝えて、英語で問い合わせしてもらい、後ほど日本語で回答してもらいました。
海外で困ったことがあれば、なんと24時間いつでも日本語で対応してくれます。
英語が苦手な人はAMEXカード1枚持っておくと安心です。
さて、話を戻しましょう。
今回加入したのはWorld Nomadsです。
WorldNomadsとは
オーストラリアに本拠地があるオンラインの保険会社です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では人気の旅行保険会社。
出国してからでも加入できます。そして保険内容も充実しています。
要注意!クレジットカードの有効期間は3ヶ月ではなく90日間
WorldNomadsを紹介する前にクレジットカードに自動付帯している有効期間についての注意点をお伝えします。
注意しておくポイントは、
クレジットカード付帯の海外保険の有効期間は90日間。
3ヶ月ではありません。
まぁ1日〜3日ほどの違いでほとんど変わらないのですが、新たにWorld Nomadsに加入するときは、日程を間違いないよう注意しましょう。
ボクは最初、
と考えていました。
しかし、6月は30日までですが、7月と8月は31日まであるので、90日間をきちんと計算すると、実際は9月16日で期限がきれます。
そのため新たに加入しないといけないのは、9月17日から。
3ヶ月ではなくて90日間。
これは気をつけるべきポイントです。
自分の海外旅行保険の期限がいつまでか気になる人は、今日は何日目?などのサイトで確認できるので、出国日を入力して計算してみて下さい。
WorldNomadsの保険加入期間は1週間ごと
今回初めて利用するということでお得な加入方法はないか、いろいろ選択してみました。
気づいたのは、日程を選択できるのですが、加入期間は1週間単位。
そのため、9/17からだと、保険適用期間の終わりが10/6でも10/7でもどちらも3週間以内となるため同じ価格でした。
9/17から10/8を選択すると(3週間+1日)自動的に4週間となり10/16までとなります。
なので、保険適応の終わりの日程は自分が帰国する日を選択すればいいでしょう。
ただ、航空機遅延の可能性もなくはないので、1日か2日分予定よりも伸ばしておくほうが安心です。
プランはStandardとExplorerの2種類
StandardプランとExplorerプランがあります。
どちらのプランを選ぶかは、海外でどのような活動をするかによって人それぞれかと思いますが、海外で体験するスポーツやアクティビティの危険度によって補償範囲がちがってきます。
ボクが実際に加入した3週間(スペイン・トルコ)は、
- Standard 99.50 USD
- Explorer 110.50 USD
と、StandardとExplorerの金額のちがいは、11ドルでした。
2つのプランで値段はそこまで変わらないので、何かあったときの保険ということを考えると、補償内容がより充実しているExplorerプランに入っていた方が無難でしょう。
ただ、1年とかの長い期間の場合は、StandardとExplorerの金額の差額も大きくなりますので、補償範囲を確認した上でコストと総合して判断してみてください。
病院での治療費などの補償内容は
Overseas Medical & Dental Expenses
While travelling overseas, you suffer an acute serious illness or acute serious injury and you require urgent and necessary medical or emergency dental treatment or hospitalisation.
Read about what’s covered (and not) & how we can help for details.
海外医療&歯科治療費
- Standard 500万ドルまで
- Explorer 無制限
なんと緊急の歯科治療費も補償内容に含まれています。
日本の海外旅行保険は歯科治療費は含まれないことがほとんどなので、これは嬉しいですね。
ただ、カバーできる範囲とカバーできない範囲があるので、詳細はホームページをチェックしてください。
どうやら緊急の治療系は補償対象内だけど、緊急以外は条件がありそうです。
他の補償内容についても、多くの項目に分かれているので、ひとつひとつ確認しておきましょう。
英語が苦手な人はすべてコピーして、Google翻訳などの翻訳ソフトを活用するか、後ほど紹介する日本語サイトや日本語でブログを書いてくれている人の記事を参考にしましょう。
携行品損害補償は、いくらまで補償してくれるのか
ボクが一番気にしているのが携行品損害補償。
現在ドローンとロードバイクとMacbook Proを持参しているので、何かあったら大変です。
クレジットカードに付帯の保険期間90日間がきれると、補償がなくなっていまいます。
World Nomadの携行品損害補償は、サイトを見る限りは3,500ドルまで補償してくれます。
ただ、下の方に進んでいくと、高価なものは2,000ドルまでという表記もあります。
カメラやパソコンなどの高価なものは、別途追加オプションに加入が必要
High value personal items
Are you taking an expensive laptop, camera or iPod with you? Pay a little more to increase your cover for specific items up to a maximum of USD $2,000. Specify up to 10 high value items on your Policy Certificate now.
と記載されています。
ノートパソコンやカメラ、iPodなどの高価なものを持参している(もしくは旅の途中で購入した)場合、上限を2000ドルとして、登録する必要があります。
登録できる個数は10個まで。
You can add up to 10 specified items to a maximum of USD $2,000.
Single item has a limit of USD $1,000.
You must add all specified items at once (you will not be able to add extra items at a later date).
You will need serial numbers for electronic equipment. Note: You will still need to provide proof of purchases documentation should you wish to make a claim.
1つのアイテムの補償は上限が1,000ドル。
保険に加入する時点ですべてのアイテムを一度に登録しておく必要があります。
後日、商品の追加をすることはできません。
そして、各商品のシリアルナンバーを入力する必要があります。
シリアルナンバーの確認方法は、
Googleで「iphone serial number 確認方法」などと検索すると確認方法がでてくるので、参考にしましょう。
Macやiphoneなどのシリアル番号の確認方法はAppleの公式ホームページから確認できます。
とりあえずiPhone SEを購入金額を入力の上、登録しました。
続いてMacbook Proを登録。
すると下記のエラー表示がでました。
There is a single item limit of USD $1,000, please adjust the value and try again.
どうやらひとつの商品の上限が1,000ドルのため、1,000ドル以上で購入したMacbook Proは登録できないようです。
これはイタイ。
ということは、1,000ドル以上の商品である、ドローン(Phantom4)もロードバイク(SPECIALIZED)も登録できない可能性があります。
1,000ドル以上の商品を上限の1,000ドルで登録した場合、1,000ドル分は補償されるのか、もともと1,000ドル以上のものは登録も補償もされないのかは不明です。
ホームページをいろいろ確認してみたのですが見つからず。
後日、英語で質問メールをするしかなさそうです。
とりあえず今回はMacbook Proを1,000ドルで登録しました。
続いて、GoPro4を登録。
GoProのシリアルナンバーの確認はGoPro公式ホームページから確認できます。
そして、GoProを登録するとまたしてもエラー表示が。
The total value of your specified items (USD $2,064) exceeds the total limit available (USD $2,000). Please change the value of this item to continue.
先ほどのMacbook Proとiphone SEに加えて、GoProまで追加すると、2,000ドルを超えるのでGoProは登録できません。
対応策として考えたのは、1,000ドル以上の価格のMacbook Proは補償されるかはわからないので、Macbook Proを削除して、GoPro4を追加することに。
パソコンよりGoproの方が外で持ち運ぶ機会が多いので、Goproを補償範囲内にした方がよさそうという理由もありGoPro4を2つめの追加商品として登録しました。
ここまでで、
- iphone SE(購入価格$635)に対する補償額は12.70ドル。
- GoPro4(購入価格$429)に対する補償額は8.58ドル。
合算すると、2つの商品の合算金額($1,064)に対するオプション追加料金(Total Premium)は、21.28ドル。
2,000ドルの上限まで$936分残っていたので、Macbook Proを$936として登録。
この方法は正解なのかどうかはわかりません。
今回はクレジットカードの期限がきれる3日前なので、問い合わせする余裕がなく、とりあえず登録しておくことにしました。
Macbook Pro$936に対する追加料金は18.72ドル。
上限の2.000ドルを補償してもらうには、最終的に40ドルの追加料金が必要となりました。
けっこう高くなりますね^^;
しかし高価なものは2,000ドルまでしか補償してくれないというのは心もとないですね。
携行品補償の項目には、
Baggage & Personal Effects Explorerは$3,500まで。
Covers your baggage, clothing, electronic equipment, jewellery or other items you take or buy on your trip if they are stolen, damaged by a natural disaster, or lost/damaged by a common carrier. Special conditions and single item limits apply.
electronic equipmentは$3,500まで補償と記載されているのですが、これにiPhoneやMacbook Pro、ドローンとかは含まれないのかなぁ^^;
後日問い合わせしてきちんと確認するしかなさそうです。
まぁ何かあったときの安心を買うので、仕方ないかなぁ。
クーポンコードを活用しよう
Googleで、「worldnomads coupon code」などと検索すると、いろんなサイトがでてきます。
ボクが利用したクーポンコードのサイトはこちら。
成功率などが記載されています。
10%offと5%offのクーポンコードをWorld Nomadsのクーポンコード入力欄に入力したのですが、エラー表示がでて使えませんでした。
しかし、7%offのクーポンコードは使えました。
なのでクーポンコードのおかげで、支払いの7%分が安くなりました。
ラッキー。
寄付するかどうか
ネパールの地震に対する寄付をするかどうかを選択します。
何も変えなければ2ドル寄付することになります。
寄付金額を増やすことも減らすこともでき、0,1,2,3,5ドルの中から選択します。
最終的には、料金は139.10ドルになりました。
3週間、スペイン(トルコ含む)滞在の分を補償してくれると考えると、日本の海外旅行保険と比べると安い方だと思います。
ただ、すべて英語で対応しないといけないという壁はありますが。
補償を使う場合は、コストが100ドルかかる
Policy Excess: A $100 USD deductible or co-pay applies for all claims except for Emergency Medical Transport, Evacuation & Repatriation expenses. This amount is what you are required to pay for each claim arising from any one event.
何かあったときの補償を使う場合は、100ドルかかります。
Terms & Condition詳細を確認しておきましょう。
また、Nomads Newsの購読などを選択する場面があります。
情報を仕入れておきたいと思う場合は、購読にチェックをいれましょう。
World NomadsのSNS
World NomadsはいろいろSNSでの情報発信をしています。
自分が加入している海外保険という意味では、情報収集のためにもフォローしておきたいものですね。
World Nomadsに関して参考にしたい日本語サイト
出発後、現地で加入できる海外旅行保険 World Nomadsの評判ってどうなの? by マニアック香港
※World Nomadsの概要がざっくりわかります。
※何ページにもわたってかなり詳しくWorld Nomadsについて解説しています。
外旅行保険に加入し忘れた人・期間を延長したい人へ!出国後でも入れる海外旅行保険World Nomadsに加入する方法 by JIBURi.com
※実際に加入した人が解説しているので、実例として非常にわかりやすいです。
英語サイトで不安な人は、日本語で解説しているサイトをすべて目を通しておきましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
World Nomads。
長期旅行者にとっては大変ありがたい保険ですね。
90日間以上の海外生活を予定している人はチェックしてみて下さい。