どうも、モロッコ最北端の街「タンジェ」に滞在中のタナカコーイチ(@tana51)です。
30分歩いているだけで、「コンニチワ」「サヨナラ」「アリガトー」とやたらと馴れ馴れしく日本語で話しかけられます。
この感覚は10年以上前のインドやバリ島みたいで懐かしい。
モロッコ・タンジェのビーチにて
さて、このブログの副題を、「旅しながら稼ぐ方法」を研究するブログと変更したからには、それに合った記事を書いていきたいと思います。
第一弾は、スゴイ旅人求人サイトSAGOJO(サゴジョー)の紹介でした。
【旅を仕事にしたい人必見】旅人支援サイトSAGOJOを活用すると、世界中を旅しながら稼ぐことができる?!
第二弾はこちら
海外放浪中でもオンラインで日本語を教えて稼ぐことができるitalkiとは
italkiについては以前、SEKACHANでも紹介したことがあります。
お金を稼ぎながら、海外のローカル情報を日本語で手にいれる方法とは?!【italki(イトーキ)活用術】
英語学習にお金は不要?!無料で世界中に住む人と英会話ができるitalki/イトーキとは
今回は世界一周中のitalki活用術という観点から紹介します。
ただ「italkiなんて初めて聞いたよ」っていうアナタのためにも簡単に説明しておきます。
ざっくり言うと、よく使うサービスは3つ。
- 世界中でランゲージパートナー(お互いの外国語を教えて学ぶ)を探す
- 世界中に住んでいる外国語の講師から、有料レッスンを受ける。(値段は教師によってバラバラ。英語やスペイン語、中国語だけでなく、アラビア語など世界中の言語が学べる)
- 世界中に住んでいる日本語に興味のある人に対して日本語講師として有料のレッスンを提供できる
1と2に関しては今回は説明を省きます。
気になる方は過去記事を参考にしてみてください。
今回とりあげるのは、
3.世界中に住んでいる日本語に興味のある人に対して日本語講師として有料のレッスンを提供できる
これを活用することによって、パソコンとネット環境さえあれば(Skypeを使うので場合によってはスマホとネット環境させあれば)世界一周中でも収入を得ることができます。
ちなみにボクは日本に住んでいるとき、たまにこのitalkiを使っていました。
italki歴は3年以上。
最初は無料のランゲージパートナーを探して、30分は日本語を教えてあげて、30分はスペイン語や中国語を教えてもらう、というのをやっていました。
ただし、ランゲージパートナーと無料で言語交換するためには、毎回時差の計算をして相手とスタート時刻との調整をしないといけないのでけっこう大変。
アメリカは都市によって時差がちがうし、季節によってはサマータイムで1時間の時差をさらに考慮しないといけません。
そこで途中からは、たまに日本語を教えてitalki内の通貨を稼いで、その通貨で中国語やスペイン語のレッスンを受講していました。
稼いだ通貨は現金に換金することもできますし、有料レッスンに使うこともできます。
なので、日本語を教えて稼いでは、中国行く前に中国語レッスンを受けたり、自分が気になる国に住んでいる教師のレッスンを受講して、ガイドブックではなく現地の人から生の情報を仕入れたりしていました。
マルタ留学を検討していたときは、マルタに住む人の英語の先生のレッスンを受講したりしていました。
日本にいるときは、たまに日本語を教えていた(というよりも日本語で会話するだけ)のですが、お金を稼ぐというよりは、趣味でやっていました。
予約してきた生徒さんは、日本語の会話の練習をしたい人がほとんど。
なので、日本語で会話します。
例えば、メキシコに住んでいる生徒さんが予約してきたら、
タナカ)
「うわぁー!メキシコいいなぁ。行ってみたい!どこの都市がオススメですか?」
生徒さん)
「そうですね、アナタは都会が好きですか?海や山が好きですか?それによってオススメの場所はちがいますね。」
などと会話がはじまります。
いろいろ現地情報を日本語で教えてくれます。
日本語で現地の生の情報が聞けて、お金も稼げるというナゾの現象です。(笑)
レッスンの時給はすべて自分で決める
有料レッスンに関しては、すべて自分でレッスン料金を設定します。
最低40ITC(4ドル)〜
最高はわからないけど、普通に200ITCや300ITCでも生徒さんがたくさんいる教師もいます。
ボクは最初の頃は、40ITCで20〜30レッスンし、口コミ評価を増やしてから、100ITC(10ドル)に変更しました。
1時間4ドルで設定していたときは、すぐにレッスンは埋まり、世界中の国の生徒さんが予約してくれました。
オランダ、ベトナム、コロンビア、中国、メキシコなど、いろんな国に住む人と話せるので、とても楽しいです。
1時間10ドルに変更してからは、予約してくる生徒さんは欧米の人が多いです。そして、ほとんどの生徒さんが日本語の会話が流暢な人ばかり。
なので、日本語を教えるというよりも、ただ会話を楽しむという感じ。
時給の設定が高い先生は、1時間のレッスン料金を、300ITC(30ドル)以上に設定している人もいます。
日本で1時間のアルバイトの時給を考えると、750円〜1,200円くらいの感覚ですが、北欧では2,000円以上というのが普通の感覚の人もいるようです。
以前カウチサーフィンで自宅にとまりにきたノルウェー人の英語講師は時給3,500円と言っていました。
なので、世界中の国の人を対象にしているので、1時間のレッスンに支払う受講料に対する感覚は千差万別。
人気がでて、アラブの石油王から時給1万円でレッスンを提供することも夢じゃないかも。笑
すべてはアナタの実力次第。
日本語講師の資格は必要ない
たまに友人にこのitalkiのことを教えると、「日本語講師の資格は必要ないの?」と聞かれます。
日本語学校などで日本語を教える場合は、日本語講師の資格をとる必要がありますが、italki内でオンラインで教えるのであれば、資格の証明書の提示は必要ないです。
ボクも一度日本語資格をとろうかと調べたことがあるのですが、資格をとるためにかかる費用は30万円以上のところがほとんど。
ハッキリ言って高すぎです。
資格ビジネスのニオイがプンプンします。
この値段を聞いた瞬間、ボクは日本語講師の資格をとることをやめました。
一応、日本語講師の体験レッスンには2つのスクールに行ってみたのですが、教え方もどちらも面白くありませんでした。
前時代的に、画用紙をホワイトボードに貼って説明するスタイル。
この頃には既にitalkiで有料レッスンを提供していたので、このやり方はオンラインでまったく使えないな、と思い資格をとることをやめました。
アナタがオンライン日本語講師になるには
ずばり
Youtubeを活用する
です。
いまは何かを学ぼうとしたときYoutubeで検索すると、大抵のことがアップされています。
日本語を学びたい外国人が検索するようなワード「日本語 学ぶ」「Japanese language learn」「Japanese tutor」などで検索すればいろいろでてきます。
ボクが日本語の教え方を学んだ人は、Youtubeで日本語を教えている先生たち。
彼ら彼女らのやり方をノートに書き留めて、基礎的なことはそれで学びました。
ただ、ボクの場合は学校のような決まった教え方は好きではないので、予約してくる人には「ボクが提供している授業ははフリー会話のみね」と言って納得してもらっています。
実際、予約してくる人の9割以上は日本語で会話を練習したい人。
英語も日本語もまったく話せないベトナム人が予約してきたときは、会話するのが大変でYoutubeで学んだ基礎的なやり方で教えてなんとか乗り切りました。
なので、超初心者むけのノートやメモをひとつ持っておけば安心です。
日本語が話せれば、だれでもできます。
italkiのお金のやりとりについて
italkiは仮想通貨(ITC)を活用してお金のやり取りをします。
ビットコインなどの仮想通貨は1通貨の価値は株価のように変動しますが、italkiの仮想通貨は金額が決まっていて変動しません。
10ITC=1ドル
円ではなくドル換算です。
有料レッスンを提供して得た仮想通貨(ITC)は、Paypalなどを経由して自身の銀行へ振り込むことになります。
そのため日本から海外へ行くときは、円高のほうがお得に旅行できますが、italkiのレッスンで得た収入を換金するときは円安のときに換金した方が少しお得です。
Paypalは海外でバスのオンライン予約などでもよく使うので、初めて聞いた人はこの機会にチェックしてみてください。
オンラインで予約するときに、毎回クレジットカードNo.や有効期限を入力するより、Paypalでパスワード入力して事前に登録してあるクレジットカードからの支払いをやる方が、利便性も良いし、セキュリティ面でも安心ですね。
また、ボクのようにANAマイルを貯めるのがAMEXのクレジットカードというような人は、Paypalでの支払いをAMEXにしておけば、ヨーロッパの多くの国でもPaypal経由でAMEXでの支払いが可能です。
ヨーロッパはVISAとMASTERカードのみ受付のところが多いです。
ここ2ヶ月、ANAマイル貯めたいのにAMEXが使えないところが多く、VISAの楽天カードを使うことになり、ANAマイルの代わりに楽天ポイントが貯まってしまっています。
ヨーロッパ旅行用にクレジットカード戦略考えようと思いますが、それはまた別の機会に。
旅の最中にレッスンを提供する場合はWi-Fiと静かな環境は必須
これは意外と確保がむずかしいです。
滞在中の国や地域、ホステルやカフェによってWi-Fiのスピードは千差万別。
レッスンの日時にうまくネット環境が良いところにいれば問題ないのですが、ホステルのWi-Fiが遅い、カフェに行ったら周りがガヤガヤうるさい、ホステルの部屋でやろうとしたら、寝ている旅人がいて気まずい、などの状況があります。
上記はボクがすべて経験した状況。
あらかじめ生徒にはネット環境が悪いかもしれないから、その時はキャンセルで返金か日時変更させてね、と伝えています。
なので当日キャンセルでも優しくOKもらえます。
さいごに
italkiは、旅しながら稼ぐシゴトとしては、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
興味がわいた人はトライしてみてください。
オンラインの外国語学習サービス【italki】