昨日は東京渋谷にて、iPhoneアプリ開発セミナーに参加してきました。
photo by Sean MacEntee
iPhoneアプリ、皆さんはどのようなアプリを好んで利用されていますか?
基本的なアプリしか使わない、という方もいれば、けっこうマニアックなアプリを知っていてそれ使っているよ、という方もいると思います。
今回は、StreetAcademyというイベントサイトから、見つけた「iphoneアプリ開発セミナー」に参加してきましたので、ちょっとした備忘録も兼ねて記事に残しておきたいと思います。
iphoneアプリのマーケットについて
講師をされていたのが、株式会社SIMSYSのスタッフの方で、普段は、クラウドナインアップスというiphoneアプリ開発スクールを運営されている方でした。
今回は超初心者向け、ということでStreetAcademy経由でセミナーを開催したとのこと。ボクのような初心者にとっては、こういう超初心者向けのスクールがあると助かります。
(以前、初心者向けのJavascript講座に参加しましたが、実際は中級者向けでまったく講義についていけませんでした。)
現在のスマホ業界については、スマホの契約数が年々伸びているため、ここ数年はスマホに関するビジネスをするべき、とおっしゃっていました。
ちなみに、スマホOSシェアを見てみると、
iOS 32% / Android 66% 自分の周りはiphoneばかりなので意外な結果に驚きました。
ただ、タブレットマーケットは、
iPad 47% / その他 53% と、iPadが多くのシェアを占めています。
また、アプリダウンロードの割合は、
iOS 74% / Android 20% / その他 6% と、iOSがダントツでした。
アプリを開発して、マーケットにだすと世界中の人がダウンロードできるので、やっっぱり英語でも理解できるように使った方がチャンスが広がるとのこと。日本語で開発するのは簡単だが、ゲームアプリとであれば、英語や中国語でも作った方がいい、ということで、改めて外国語習得の必要性を感じました。
ちなみに、現在App Storeに掲載されているアプリの数はどのくらいだと思いますか??
1万?10万?100万?
正解は、150万アプリです。
これだけの数のアプリが既に作られているので、自分がこんなアプリ開発したいなぁと思ったとしても、何かしらすでに他人が作ったアプリが存在するとのこと。そのため、一から考えて作るよりも、いま既にあるアプリの足りない機能を改善したものを作るのが早道とのこと。
ちなみに、講師が例にだしていたアプリがこちら。
「マッチに火をつけろ」
とてもシンプルな作りの無料アプリで、マッチであれば上方向にスワイプして、そうでなければ右にスワイプするだけのゲーム。
結果をTwitterやFacebook、LINEで共有できるようにしているのは、良い見本とのこと。
ゲームアプリを開発する際は、SNSでシェアできるような機能をつけた方がいいみたいです。
ちなみに、このアプリ。売上はいくらだと思いますか?
無料ゲームなので、ダウンロードでは収入になりませんが、広告を貼ってあるので、そちらの広告収入が得られる仕組み。
答えは…
iOS版 400万円 by 130万ダウンロード
Android版 300万円 by 120万ダウンロード
すごいですね!無料ゲームアプリなのに、700万円の売上げです!
2015年7月現在、itunesのページを見てみると400万DL!!と掲載されていたので、いまはそれ以上の売上げでしょう。
このアプリは、プログラミング自体はそこまで難しいものを使っているわけではないが、広告の位置やだすタイミングなどがきちんとしているとのこと。
参考にしたい方はぜひダウンロードして楽しんで(学んで?)みて下さい。
iphoneアプリ開発について
それでは次に、iphoneアプリの開発に必要な言語や環境についてです。
もともと、iphoneアプリは、Objective-Cというプログラミング言語が用いられていましたが、最近は、より開発しやすくなった、Swiftというプログラミング言語が用いられるようになってきました。
そして、XcodeというMacアプリケーションを使って開発していきます。そのため、iphoneアプリを開発する場合は、Windowでは作れずMacが必要になります。
アプリをAppleに申請するのは、色々と準備が必要です。
まず、iOS Developer Programへの登録(年間 11,800円 税別)が必要となります。
そして、Xcodeでコードを入力していく、という作業です。セミナーではこの部分を分かりやすく紹介して頂けたので、興味のある方はぜひ参加してみて下さい。
iphoneアプリ開発に役立つ参考サイト
また、アプリ開発前にぜひ読んでおきたいサイトとして以下のものが挙げられていました。
iOS Developer Library
技術系のサイトで参考にしたいサイト
iOSテクノロジーの概要
iphone/ipadでどのようなことができるかが書いてあるサイト
デベロッパーだけでなくデザイナーやプランナーも目を通しておくべき
iOSヒューマンインターフェースガイドライン
このガイドラインに沿ったアプリでないとAppStoreにリリースすることができない。
設計担当だけでなくデザイインを担当する人も読んでおくべき
ボタンの大きさは44pixelが押しやすい、等のガイドラインが記載されている。
iTunes Connect デベロッパガイド
税務情報の登録や売上の確認、アプリの提出作業などは、iTunes Connectと呼ばれる管理画面で行う。
iOSデベロッパプログラムユーザーガイド
Provisioning Portalと呼ばれるアプリ管理画面の使い方について書かれている。
これらは、初心者のボクにとってはかなりハイレベルに感じました(笑)
おもしろいiphoneアプリ作れたらいいな〜くらいの気持ちだったので、ここらの内容から気を引き締めることとなりました。
これら以外にも見ておいた方がいいサイトとして下記のサイトが紹介されました。
苦しんで覚えるC言語
苦しみたくないよー(泣)と言いたくなりますが(笑)、初心者を対象としたC言語入門サイトです。
C言語の基本機能を体系立てて解説しており、市販書籍と同等以上の完成度なので、C言語はよく分からないなぁという初心者は読んでおいた方がいいとのこと。頑張れば2-3日で終わらせることができるみたいなので、さっそく取り組んでみたいと思います。
iPhoneアプリ開発の虎の巻
Objective-Cのカンタンな基礎やよく使うものが学べる
stackoverflow
全世界のiOS Developerが利用していると思われる総合FAQサイト。物凄い量のFAQが載っている。
Cocoa Controls
Mac / iOSのオープンソースコードを紹介している
Github
iOSのオープンソースコードを開発者が提供している
Qiita
日本の技術情報共有サイト
(デザイン系)
Icon Finder
21万種類以上のアイコンが登録されており、無料ダウンロード可能。
Free Icons Web
無料でダウンロードできるアイコンのサイト
アイコンの見た目がちょっと違うだけで、ダウンロード数がかなり差がでる。デザインは超大事とのこと。
CG Textures
背景の無料素材サイト
(音楽・サウンド系)
これらの情報以外にもいろいろと役立つ情報が紹介されていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
けっこう簡単そうだなぁと思った方もいれば、これはなかなか難しそうだなぁ、と思った方もいたのではないでしょうか。
自分自身は、改めてプログラミングやデザイン、著作権フリーの画像やアイコン、サウンドの活用法を学ぶ必要性を感じました。
ただプログラミングという武器があれば、世界のどこに住んでいても仕事ができる、ということは魅力的ですよね。
一緒に学んでいきましょう!
世界を知ろう! セカチャン / SEKACHAN